京都大学再生医科学研究所 細胞機能調節学分野
分子細胞生物学分科

スタッフ

細川 暢子 准教授

研究内容

研究テーマ: タンパク質のフォールディングと品質管理機構

タンパク質が機能を発揮するためには、折り畳まれて(フォールディング)正しい構造をとることが必須であるが、遺伝的変異などによって正しい構造がとれない場合には、品質管理機構によってそれらを適正に処理する必要がある。当研究室では、特に小胞体におけるタンパク質品質管理機構の研究を行っている。小胞体で生合成されるタンパク質の多くは、N結合型糖鎖をもった糖タンパク質である。従って、小胞体でのタンパク質のフォールディングや品質管理機構には、分子シャペロンタンパク質の他に、糖鎖をトリミングする酵素や、糖鎖を認識するタンパク質であるレクチンが重要な役割を担っている。またフォールディングに失敗したタンパク質は、ユビキチン化を受けてプロテアソームで分解される。このような細胞内メカニズムの解明を、主として哺乳類培養細胞を用いて、分子生物学、細胞生物学、および生化学的な手法を駆使して研究を行っている。自分たちで発見した遺伝子・タンパク質を中心に、オリジナリティを大切にした研究を進めていきたい。

a fig of research 小胞体におけるタンパク質品質管理機構の模式図

a fig of research EDEM3 タンパク質は小胞体に局在する